尼崎市の紹介
兵庫県の南東に位置している尼崎市は交通アクセスも良く子育て支援に力を入れているまちです。
尼崎市ってどんなまち?
尼崎市は兵庫県の最南東に位置し、大阪市、伊丹市、西宮市と接しています。人口はおよそ45万人。政令指定都市の神戸市を除くと、兵庫県内では姫路市・西宮市に次ぐ人口で、県内で一番大阪へアクセスしやすいのが人気の一つ。
JR尼崎駅から京都駅までは35分、新大阪駅までは10分、三ノ宮駅までは15分で行くことができます。大阪駅までは2駅で、東西線に乗車すればビジネス街まで一本でアクセスできるのも魅力です。尼崎市にはJR以外に阪急、阪神の私鉄2社が通っており、いずれも大阪・神戸はもちろん、京都、難波、奈良方面へもアクセスしやすいです。
鉄道だけでなく空港へのアクセスも良好。尼崎市に接する伊丹市には大阪空港があり、神戸空港へはJR尼崎駅から40分で行くことができます。また、JR尼崎駅前と阪神尼崎駅前からは関西国際空港へのリムジンバスが出ており、6時台~20時台まで毎時1~3本運行。JR尼崎から関西空港第二ターミナルまで乗換なしで行けます。(2019年12月6日加筆)
尼崎市が力を入れている子育て支援
尼崎市では子育て中のファミリー世帯をさまざまな形で支援し、子育てしやすいまちを目標としています。特に乳幼児のいる世帯におすすめなのが、遊びを通して親子の交流を図ることを目的とした「つどいの広場」です。子ども自由に遊ばせながら子育ての相談が出来るだけでなく、子育てに関するイベントや講習会も行っています。対象年齢は3歳までですが、乳幼児期は孤独な子育てになりやすいので、悩みを共有できる場があるのは子どもだけでなく親にもいい刺激になります。つどいの広場は市内7か所で行われているため、自宅からそれほど遠くない場所で開催されている可能性もあります。長時間の移動が難しい乳幼児を抱えていても安心して出かけることができます。
母親だけでなく、父親にも人気があるのが月に一回、すこやかプラザで行われている「パパふれあい広場」です。就学前の子どもとその父親を対象としていて、パパ同士の交流やパパだからこそできる体を使った大きな遊びなど子どもも一緒に楽しめる場を提供しています。
また、尼崎市では子どもの可能性を広げるきっかけ作りとして小学生を対象に特別授業も行っています。プロのパティシエや音楽家、画家に小学校に来てもらい、詳しく話を聞いたり実際に技術を見たりしながら「ホンモノ」に触れることができるため、将来について具体的に考えることにも一役買っています。
尼崎市の魅力を探してみよう
尼崎には目立つ観光施設はあまりありませんが、自然を感じられる川べりや歴史を感じるスポットなど、魅力的な場所もいくつかあります。そのような尼崎市の魅力探しにおすすめなのがウォーキングです。
尼崎市の歴史を知りたいのであれば、尼崎駅から歩いてすぐのところにある寺町や文化財収蔵庫、世界の貯金箱博物館を巡ってもいいでしょうし、ちょっと足を伸ばして田能遺跡や大井戸古墳など文化的遺産を巡るのもいいかもしれません。
子どもも一緒に楽しみたいのであれば自然を感じられる武庫川駅から河川敷に行き、川べりを歩いてみてもいいかもしれません。子どもの足では遠く感じてしまうかもしれませんが、しばらく歩くと大型遊具や水遊びの出来る元浜緑地があります。
水遊び場は夏の暑い日には人気が高く、のびのびと遊ぶことは難しいかもしれませんが大型遊具やロングスライダーなどさまざまな遊び道具があるため、一日遊んで過ごすことができます。
尼崎市と再開発
JR尼崎駅は大阪駅から2駅という好立地にあり、神戸線・宝塚線・東西線の3路線が交わるターミナルです。
JR尼崎の北側、あまがさきキューズモールがある場所には、キリンビール尼崎工場がありました。昭和40年代に尼崎市はキリンビールへ尼崎市の再開発に向けて工場用地の提供を要請し、長年の交渉の末、キリンビールは工場を閉鎖・移転。その後JR尼崎駅の北側は開発され、今の姿になりました。
JR尼崎駅から宝塚線(福知山線)に乗り換えた次の駅、JR塚口駅前も再開発により人の流れが大きく変わりました。JR尼崎駅同様、ここには森永製菓塚口工場がありキャラメルやビスッケトなど製菓を製造・出荷していました。工場跡地は野村不動産・JR西日本不動産開発・長谷工コーポレーションの3社によって駅ビル、住宅地、公園、商業施設など複合的に再開発されました。(2019年12月6日追加)